娘は2022年9月に台湾の大学に進学しました
娘が台湾に渡航後に日本から国際小包で荷物を数回送りました。
そのうち2回は海外に送る事の出来ない荷物を入れてしまい郵便局から連絡をもらいました。
結局、それを抜いて残りの荷物を発送する羽目になりました。
今回は失敗を通して学んだことをシェアしたいと思います。
国際小包の発送は「国際郵便マイページサービス」を利用する
「国際郵便マイページサービス」は海外への発送に必要なラベルや書類全ての印刷が出来るサービスです。
私はパソコンで必要事項を入力してプリントしています。
集荷依頼をして、自宅に来て下さった局員さんに必要書類と荷物を提示して料金を払います。
「国際郵便マイページサービス」への入力は中国語、英語、フランス語の三択
私は英語で入力しています。
慣れないうちは大変ですが、グーグル先生に英訳を頼り切っています。
国際小包の集荷の際は受付担当者に中身を確認されたり、時には集荷後に電話で問い合わせされたりします。国際郵便として送れないものが混入していないか厳重にチェックされます。
初回の発送時には税関告知書に記載の品名について「これは何ですか?」と聞かれても自分で訳した英語の意味が分からずにあたふたしてしまいました。
それ以降はスムーズな対応が出来る様に自分なりに工夫しています。
税関告知書を印刷後にそれをコピーして日本語訳を記入して郵便局の方に渡しています。もちろん、自分用にも控えを残しておきます。
虚偽の内容の税関告知書を添付した場合には罰金を科されたり、当該物品を没収されます。後からX線等で検査もされますので正確な記載を心がける必要があります。
国際小包発送時に気を付けている点
国際郵便として送れないものは入れない
郵便物の中の食品の合計重量を6kg以内、価格を1,000米ドル以内にする
娘が1人でも部屋まで運べる大きさ、重さにする
半年以内の発送は5回以内にする
同じ住所から発送され受取人が同じ人物である荷物については半年内に6回を超えて受け取った場合に関税をかけられる可能性があるそうなので頻繁に送るのは控えようと思っています。
国際郵便として送れないもの(全世界共通)
スプレー缶
香水
花火・クラッカー
日焼け止め(アルコール濃度24%を超えるもの)
マニキュア
ヘアトニック(アルコール濃度24%を超えるもの)
アルコール飲料(アルコール濃度24%を超えるもの)
モバイルバッテリー
現金
宝石
持参払有価証券・旅行小切手
引火性・可燃性物質、放射性物質などの航空機危険物
台湾で暮らすのに必携な日焼け止めが送れないものリストに入っています。
日焼け止めの様に肌に直接つけるもので市販で出回っている製品はアルコール濃度24%以下のものがほとんどだと思います。
しかし、必ず念の為に販売元の会社のホームページをチェックしてアルコール濃度24%を超えるものではないか、航空機危険物ではないか調べています。製品ページに記載がなくても問い合わせフォームから質問してみると回答を頂けます。
スプレー缶も同様で、こちらは郵便局から安全データシート(SDS)の提出を要求される可能性が高いので、どうしても送りたい製品がある場合は早めに販売元のメーカーに依頼すると良いです。
漂白剤は航空機危険物に該当します。そのため、漂白剤入りの洗剤やマウスピース洗浄剤は送る事が出来ません。
国際郵便として送れないもの(台湾)
偽造品・賭博に関する物品・麻薬等の公安上の理由による禁止物品
肉類・野菜果物等の公衆衛生上の理由による禁止物品
薬品等で台湾の医療法により禁止される禁止物品
肉製品の送付について気を付けている点の詳細は私のブログ「台湾留学~肉製品の持ち込み及び発送に注意している事」でも述べています。
国際郵便として条件付きで送れる(台湾)
茶
きのこ
銃の形状をした玩具、物品
米
植物
保護野生生物
食品
兵器等・毒ガス
個人あてに食品を送る際に郵便物1個につき合計重量が6kgを超えて、価格が1,000米ドルを超えるものは食品薬物監理局への輸入検査の申請が必要になります。
👇台湾の財政部関税署のサイトも参考の為に載せておきます。
安全テータシート(SDS)の発行をしてもらえない製品もある
販売元のメーカーに依頼してもSDSの発行を断られる場合もあります。その場合は送付を諦めるしかありません。
国際郵便の発送は難しい
いちいち「これは送れるものなのか?」と考えないといけないので本当に難易度が高いと思います。
これからも失敗すると思いますので、その内容はまたシェアするつもりです。