娘が台湾に留学しました(^-^)

娘が台湾北部の4年制大学に在学中です

台湾留学~肉製品の持ち込み及び発送に注意している事

娘は2022年9月の台湾渡航時には肉製品の持ち込みは一切しませんでした

娘は新型コロナウィルス禍に台湾に入国したので、そのまま隔離ホテルで8日間過ごしました。

連日食べ慣れない香辛料入りの脂っぽい食事が提供されていて、ホテル滞在期間の最後の方は拒絶反応が出て食べられず辛そうでした。

(最近はだいぶ香辛料にも慣れつつあります。脂っぽくなくて日本人好みの食べ物も他の場所では食べられます。)

 

本当は食べ慣れた味のカップラーメンを持って行きたかったのですが、インターネットで調べると「カップラーメンの持ち込みは不可」「肉片だけじゃなく肉エキス入りも不可」との情報が載っていたので一切持ち込みませんでした。

肉パウダーのかかっているスナック菓子も肉製品に含まれるので「ポテトチップス」のコンソメ味も持ち込み不可です。

 

台湾に肉製品を持ち込みすると罰金が科される

台湾では、自己申告せずに肉製品(全ての動物の肉)を持ち込もうとした場合、初回の摘発で20万台湾元(88万円、1元=4.4円換算の場合)の過料を科す制度を運用しています。

罰金を払わない場合は空港で入国を拒否されます。そうなると、日本までの航空券を手に入れてとんぼ返りするしかなくなってしまいます。

 

 

台湾にインスタントラーメンやレトルトカレー、缶詰は持ち込み可能なのか

台湾の一人暮らしの大学生は基本的には自炊は行わず、食堂で食べたり弁当を買って食べている様です。

娘の住んでいる学生寮に冷蔵庫や電子レンジはありません。

食べ慣れた日本のメーカーの食品を送ってあげたいと思うのですが、台湾へのカップラーメンやレトルトカレー、缶詰の発送は可能なのでしょうか?

 

台湾の行政院農業委員会動植物検疫局の公式サイトで調べてみました

台湾の行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)の公式サイトから探し出した「缶詰やインスタントラーメンの持ち込みに関する説明が記載されているページ」のリンクを掲載しました。

 

また、その下に内容の日本語訳(直訳)も載せてみました。

             👇

asf.baphiq.gov.tw

 

<日本語訳>

なぜ缶詰やインスタントラーメンを台湾に持ち込めるのですか? 一部の工場では厳格な滅菌プロセスがない場合があり、ウイルスの残留物がないことを確認することは困難ですが、誰かが故意に豚肉をウイルスで缶詰にして台湾に持ち込んだ場合はどうなりますか?

配信開始日: 107-12-20

インスタントラーメンは、高度に加工された動物性脂肪、抽出物、加水分解物、精製剤、フレーバー、乾燥肉粉末を室温で保存するための肉であるため、リスクは非常に低いですが、インスタントラーメンには肉が多く含まれているため、判断は容易ではなく、中国に持ち込まないことをお勧めします、飛行機に持ち込まれた場合は、入国時に予防検査局の検疫官に申告する必要があります。

 

さらに、市販の缶詰プロセスは高温高圧で処理されるため、ウイルスを効果的に不活化できるため、台湾に持ち込むことができます。 ただし、市販缶の識別基準が複雑なため、自分で持ち運べるかどうかを国民が判断することは推奨されておらず、誤って運ぶことに対する罰を避けるためにも持ち込まないことが最善です。

 

私の個人的な結論としては「可能だけど推奨はされていない」に至る

色々な情報収集を行った結果、あくまでも個人の見解としては「カップラーメン、レトルトパウチ食品、缶詰の台湾への持ち込みと発送は可能だけど推奨はされていない」という結論に至りました。

 

これらの食品を持ち込もうとする場合は必ず入国審査を済ませた後に税関申告書(中華民國海關申報單)に記入した上で、赤のカウンターにて税関審査を受けて持ち込みの可否のチェックを受けなくてはいけません。

 

また、これらの食品を国際郵便で送って、万が一「持ち込み不可製品だと当局の係員が判断した場合は当該物品の没収」「当該物品の当該価格から3倍の価格の罰金が課される」と認識しています。

 

持ち込み可能かどうか判断するのは台湾当局側の担当者でも容易ではない

高温殺菌されていて常温保存可能、防腐剤不使用、適切な量のスープが入っている缶詰(ペット用は除く)やレトルトパウチ食品は持ち込み可能ですが、一方で動物伝染病流行地域の製品が飼料として使われていると判断された場合は持ち込み禁止になります。

カップラーメンも「カップヌードル」の様に肉片がしっかり入っているものはアウトと考えて最初から持ち込まない方が良いと思います。

持ち込むとしたら「どん兵衛シリーズ」のシーフード味のうどんやそばが妥当だと思います。

なお、真空パックの食品はレトルトパウチと違うので持ち込み不可になります。

 

実際に国際郵便でカップうどんとレトルトカレーを発送してみた

実際に国際郵便の船便で「どん兵衛たぬきうどん」と「レトルトカレー」を娘宛に送ってみました。

国際郵便を送る際には「品名(英語表記)」「単価」「数量」を必ず正確に申告しなければ送れません。

どん兵衛たぬきうどん」には「品名」の後ろに「肉なし」と念の為記載しました。

レトルトカレー」の品名にも「レトルトパウチカレー」と記載してレトルトパウチ食品であることを強調しました。

 

地元の郵便局窓口にも特に何も問われず、台湾の検疫も通過して娘の住む大学まで到着しました。

 

 

台湾当局の規則は随時変更になる可能性があります

台湾への肉製品持ち込みについての規則は随時変更になる可能性があります。

また、こちらのページに記載の内容は日本人の素人が記してるので無知や不注意による記載ミスもあり得ます。

 

全ての判断は台湾側の検疫官が行い、私達はその決定に従わなければなりません。

 

万が一、自分が送った肉製品が家畜伝染病の感染源になってしまうと他国に甚大な損害を与えてしまう事も肝に銘じる必要があります。

 

わざわざ危険を冒して日本から送らなくても台湾のスーパーでも日本の食品は手に入りますし、安くて美味しいローカルな食べ物も沢山あるのも確かではあります。

 

 


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